ども！早くも最終月の１２月。
年始に思った目標で出来た事や出来なかった事を改めてじっくりと振り返りながら、来年に向けての準備をしっかりとして行こうと思います。

11月は思う事も多く、自分自身やLAIF ART MUSICの進むべき方向や目指すべき方向もそこを経てさらに明確になり、以前にも増して創作意欲が湧いてきているのを実感しています。 今はファーストリリースから１１月にリリースしたRemixまでメインマシンとして頑張ってくれたMPC2500から、次のステップへ進むと言う意味も込めて、思いきってMPC RENAISSANCEへ 乗り換えたのも重なり、いつになく快適に秋の制作シーズンを迎えてます。年に一度のこの季節、目一杯楽しみます！！

表現を変えると、青森で０から音楽を作って、その音楽が日本中、世界中を旅して、評価された結果、6年という月日を経て、みなさんの思いが新しいMPCとなりマイスタジオへ帰ってきました。 PCやタブレット又はスマートフォンのディスプレーの前の、冷やかしなんかではなくいつもサポートしてくれているあなたの気持ちは新しいMPCへと姿を変えて、ここまで確実に届いています。 今はこの言葉しか思いつきません、音楽にします。いつも本当にありがとう！
12月、楽しみましょう〜！

11月８日、Unicorn@中目黒Solfa。
先月は自身のリリースも重なりましたが、やはりこの日の事で11月は頭が一杯だったように思います。この先を書く前に今月は久々にBGMでも。CDのフルアルバムを作ってしっかりとTokyoで自己主張しているアーティストで、この日に共演した、dsitb君のアルバム"sublimation"を流しつつ書きたいと思います。ここでのお世辞は抜き、筋の通った良いアルバムです。

８日当日、新幹線で青森から向かう時間もいつもの遊びに行く時とは少し違いました。いつも食べるバニラアイス食べなかった.....(笑) 冗談も程々に、移動中はiPhone版のTraktorが大活躍でしたね。本当に便利な時代です。
そうこうしている内に東京駅到着！今回出演するパーティーのオーガナイザーでDJでもある亀ちゃんが駅まで迎えに来て まずは軽く挨拶を交わしタクシーでホテルへ。道中は亀ちゃん自身初のオーガナイズするパーティーという事もあり、良い緊張感が伝わってきてましたね。 ホテルで少し休んでから、この日の会場がある中目黒の"おおたる"でまずは飯。ああいう雰囲気大好き。好み知ってたのかな、ご馳走様！

そしていよいよ会場に行く時間になったんで、二人で目黒川沿いを少し 歩いてSolfaへ遂に到着！夏に下見も兼ねて来てたのもあり、スタッフのみんなも憶えてくれてて何かとやりやすかったですね。コイワイちゃん、バッチリ：）
DJ Boothでのセッティングも、Solfaのマネージャーで音楽家でもあるカッシー君が前線でしっかりとやってくれてたんで、とてもスムーズに終了しました。 個人的な感想だけど、音が分散してる感も無く、出音が固めの好みの音だったので本番が益々楽しみに。
そしていよいよパーティーがスタート！メインフロアーはTatsuya Ouchi君からDeepにスタートしてKazuhito Takasaki君、dsitb君(彼はプレー中LAMのコースターを胸に貼ってプレーしてくれててあがったー!!（笑））LAMB君と続きいよいよ本番。LAMB君があと２曲で終わりますって 言ってからの時間はたしか10分位だったかな？準備しながら色んな思いが巡りめぐって青森の音楽家Taisuke Chibaとして本当に興奮しました。少し場所を変えれば大小のクラブで有名なアーティスト達が同じ日の同じ時間にすぐ側でプレーしてる。これは青森では感じた事の無い感覚でとても新鮮な感覚でした。

必要とされて、そこに肩並べて自分の信じた音楽鳴らせるだなんて、とても光栄な事だと強く感じましたね。これもすべてはオーガナイザーの亀ちゃんが用意してくれた大切な舞台、ここまで来るのが長かった分、 本番は存分に楽しませてもらいました！
自分がプレーする少し前あたりからプレーし終わるまで、カッシー君がずっとPA側に居てやってくれてたのでプレー中はとても安心感がありましたね。 青森のサンシャインで三浦さんがPA卓の前にいてくれてる時にも似た感覚(笑)。きっとカッシー君も音楽家だから気持ちが分かったのかもしれませんね。 お陰でベストなパフォーマンスができました。Solfa最高！ありがとね、カッシー君。

１曲目にプレーしたnew trackからラストのあの曲まで１分１秒は、出来る事ならこのまま止まって欲しいと感じる位のスペシャルな時間でした。 あれは本当に格別だった。口には出していたけどまさか本当に音楽の力だけでここまで来れるとはね。人と人とが自然に繋がっていく音楽の力ってやっぱり素敵だな。
話しを戻し、フロアーにはDMRが音楽をまだ扱っていたあの時代にこの東京の街で初めて自分の音楽を理解し、店舗販売や全国への流通を先に立って決めてくれた川瀬さんの姿も。嬉しかったな。
あの時はもう２枚目のアナログ１２インチで、結婚もしてたし売れなかったらこれが最後なんじゃないかな、とも正直感じてた時の流通だったから心底嬉しかったし、沢山の出来事が重なり今があるんだと改めてプレー中考えていました。

初めて会った時、このレコード売り切りましょう！と言ってくれた力強い言葉、今でも忘れられません。大袈裟ではなく、もう勢いだけで乗り切れるほど若くもなかったからあの事がなければ音楽はもう諦めて作っていなかったのかもしれませんね。そんな中、予約の段階で「Timmyの新譜の１２インチよりオーダー入ってますよ！」なんて言われて何杯ワイフとビール飲んだ事か(笑) これは数が多い少ないというだけの軽い話じゃなく、特別扱いのない同じ土俵で音楽を扱ってくれたって事が本当に嬉しかった。 アンダーグラウンドなダンスミュージックシーンの中でも、青森でやっていけるんじゃないかという、０ではない可能性をそこから貰ったんだと思います。 そんな恩人とも言える人の前で仕事で東京へ行きプレー出来るだなんて、風向きが変わって人生どこでどうなるか本当にわからないものですね。 スペシャルな時間、自分自身心から楽しませてもらいました。

この日のフロアーの中には外国人のダンサーもちらほら。プレー前、ラウンジでビール飲んでたら外国人の女の子がスマートフォンの画面を見せてきて“Your soundcloud?”って話しかけてきた。 その画面をよく見てみると自分のsoundcloudだったので“Yes,my soundcloud!”って返したら“I like it.”だって。音楽は国や言葉も越えた素晴らしい表現手段なんだと改めてこの事で感じました。

その後はThank you so muchしか言えなくて残念でしたね(笑)でも効果は出てきてる、英語がんばろ！！！ 伝えたい音楽、思い、まだまだ未熟な音楽家ではあるけれど何か一つ位は伝える事ができるはず。Dreams Create The Future、これがすべて！ 楽しい時間にも必ず終わりが。ラストはあの曲でしめました。みんな知っててくれたのか、歓声が上がって何とも言えない気持ちでした。曲名は言わない。あの日フロアーにいた熱いダンサーと自分の記憶の中だけで共有しましょう。楽しかったです。
Thank you, TOKYO!!!! See you again!!!!


プレー後は、青森のクレイジーなみにグラスへ注がれた芋焼酎を飲みつつ来てくれた人達とゆっくりトーク。そういえば会場にはさっき話したDMRでディストリビュートしてもらったレコードをリュックに入れて持ってきてた２０代の若いテクノアーティストもいましたね。名前はK-NARI君。目をキラッキラッさせながらレコードをおもむろにリュックから出して、『Taisukeさん良かったらジャケットに サインとDreams Create The Futureって書いて下さいっ！』彼は本当に純粋な目をしながらこう言ってきた。凄く嬉しかったけど、字を書くのは苦手(笑)　 だけど、なんか気持ちが伝わってきたんで下手なりに書いてみました。気持ち伝わったかな？
そんな彼も実はしっかり音楽を海外などからリリースしてるアーティストで勝手に暗黒テクノって言ってるんだけど、ポップな要素をまったく感じない凄く良いトラック作ってる。ディープなテクノ好きは是非チェックしてみて下さい！個人的にも新曲が楽しみなアーティストの一人です。何度も言います、お世辞は抜きです！
K-NARIくん、また会おう！

いよいよパーティー終盤、ラストはこの日のオーガナイザー、DJ KAMEKAWA！メインフロアーに戻り、芋を手に最後方でラストまで聴いてました。これでDJ聴くのは２回目だけど亀ちゃんらしいとても気持ちの入った力強いDJだったと思います。終わりにさしかかった時Foureal RecordsのオーナーShinya Okamoto君が話しかけてきてくれて、BeatPortの販売の話しやレーベルショーケースをアムスのADEでやった話など聴かせてくれたりと良い刺激になりました。その時レーベルショーケースをアムステルダムでやってみたいなって真剣に思いましたね。夢はまだまだ続く!!!
亀ちゃんのDJもバッチリでとても居心地がよく、凄く良い時間の流れであっという間のラスト。ラストのあの雰囲気、最高だったね。 Big Up, DJ KAMEKAWA！

初の東京GIG、あっという間の数時間でしたが自分のキャリアの中ではとても大きく大切な出来事です。 亀ちゃん、出演者、Solfaの全スタッフ、ダンスフロアーの全ての人達、心からありがとうございました！ この気持ちを忘れる事なく、前へ前へ進んで行きたいと思います。 そしてフロアーに居た、向上心のある真っ白な心を持つ全ての人達の幸運を願います。 いつかまた会いましょう。
Enjoy!!!!

今回の東京GIGを最初から最後までしっかりとサポートしてくれたMy Brother亀ちゃん！ 今回は本当にありがとう。封筒に入った君の評価は決して忘れません。機材に変えて、必ずまた音楽にします。
帰る日の当日に二人で話した夢の続きを胸に、お互い１歩でも半歩でも前に進めるように頑張ろう！ 大好きな音楽、目一杯楽しもうぜ。
Unicorn is Forever!!!
楽しもう！

最後に、先月の１８日にリリースされたSuspended Animation(Taisuke Chiba Remix)を購入してくれた世界中の全ての人達と メッセージやリリースのお祝いなんかも贈ってくれた全ての人達へ。 Gracias, Thank you, Arigato!!!!
では今月はこの辺で。
サポートしてくれたみなさん、１年間本当にお世話になりました。 来年もまた宜しくお願いします
では、音楽と共に、また来年！
ではまた来月！